森羅万象から日本の美を見出す歌人さんのWebサイト制作

森羅万象から日本の美を見出す歌人さんのWebサイト制作

森羅万象から日本の美を見出す歌人さんのWebサイト制作のイメージ
森羅万象から日本の美を見出す歌人さんのWebサイト制作のイメージ
森羅万象から日本の美を見出す歌人さんのWebサイト制作のイメージ
森羅万象から日本の美を見出す歌人さんのWebサイト制作のイメージ
森羅万象から日本の美を見出す歌人さんのWebサイト制作のイメージ
森羅万象から日本の美を見出す歌人さんのWebサイト制作のイメージ
クライアント
那岐さま
業種
アーティスト
背景
歌人として本格的に活動するにあたってブランディングとデザインの力を借りたい
納品まで
2ヶ月
施策内容
Webサイト
https://na-gi.net/

お客様の方で文章など編集可能に構築されておりますので、改行位置など変更されている場合がございます。

日本の四季からことばを紡ぐ

「天地の 語らい息吹く 秋津島 四季の言霊 紡ぐまにまに」
これは那岐さまが詠まれた短歌です。

天地がそっと語り合い、息づくこの国で、四季折々の言葉を紡いでゆく。そんな歌人としての在り方そのものが、この一首にやさしく映し出されているように思います。

自然や移ろいの中にある声なき声をすくい上げ、自分の言葉でそっと結びなおす。
その佇まいこそ、那岐さんが歌を詠むときに大切にしていることなのではないでしょうか。
この歌からは、そんな静かな決意や柔らかなまなざしを感じます。

具体的なデザイン・ブランディングの内容

歌人として本格的に活動するにあたってブランディングとデザインの力を借りたいとご依頼をいただき、那岐さまと一緒に施策を行いました。

  • 那岐さまの和歌のよさの言語化
  • デザインの制作(ロゴ、Webサイト、SNSデザインテンプレート)

那岐さまの和歌のよさ

那岐さまの和歌は
「静かな自然に耳を澄ませているときに、ふいに胸がちくりとする」
そんな小さな感覚を、そっと差し出してくれる詩です。

風や水の音が聞こえるような 「気配」

那岐さまの和歌には、風がそっと頬を撫でたり、川がかすかにせせらいだりするような気配がよく表れています。
それは直接「風」「水」と書かずとも、言葉の間や余白に残っていて、読んだ人の五感の奥をそっとくすぐります。

見えないものを そっと手渡す

那岐さんの和歌は「誰かに強く伝える」より、「そっと差し出して、感じた人の心で膨らんでいく」ような言葉です。
祈りや記憶、在りし日の人影、それを直接的に書かずに、自然や季節の移ろいに託してそっと届ける。

だから読む側は自分の記憶や寂しさに繋げて受け取ることができる。
これがとても詩的で、長く心に残ります。

自然体のことば

古典の技巧(掛詞や枕詞)を駆使しようとせず、むしろ自分の言葉で詠んでいる。
だから気取らず、やさしい。
現代語の息遣いで、でもどこか懐かしく遠い匂いがする。
このバランスは簡単なようでとても難しく、那岐さんだけの感性です。

デザイン施策

ロゴ

那岐さまは、どこか中性的で静けさをまとった方。

けれど、その奥にはほんのりとした温かさがあって、それはまるで月の光のようだなと感じました。だからロゴにはそっと月を忍ばせています。


そして文字がところどころ途切れているのは、そこに風を吹かせたから。
風は、那岐さまの和歌に流れるやわらかな調べそのものです。


ロゴの中に、月と風。そんなささやかな物語を閉じ込めました。
気づいた人だけがふっと感じ取れるくらいの、小さな仕掛けです。

Webサイト

Webサイトのデザインは、シンプルで和の趣を感じる佇まいにしています。
ただ真面目すぎるだけではつまらないので、季節が移ろえば写真も移り変わり、そっと添えられた和歌もまた違う表情を見せる。そんな小さな仕掛けを忍ばせました。

これは那岐さまが大切にしている、言葉で遊ぶ心に通じるもの。
日常の中でふと目にとまった時、ちいさな発見や余白を感じてもらえたらいいなと思いながら、そっと息を吹き込んでいます。

移ろう季節と共に、サイトもまた少しずつ違う顔を見せてくれるはずです。

プロジェクトメンバー

クライアント
那岐さま
ライティング
那岐さま
デザイン企画
真っ白
ロゴデザイン
真っ白
コーディング
真っ白
エンジニアリング
真っ白

ふわっとしたイメージでも、迷っている気持ちでも、そのままお伝えください。
最初の一歩を、一緒に見つけていけたらうれしいです。