ブランディング

よりそい

ブランディングの流れとは?真っ白の進め方をブランドデザイナーが解説

「ブランディングに興味はあるけれど、何から始めればいいのか分からない」
そんなご相談を、よくいただきます。

真っ白の進め方は、もしかすると少し変わっているかもしれません。私たちは「ブランドを作る」のではなく、「ブランドを見つける」会社だからです。

ブランドは、机に向かって考えているだけでは見えてきません。雑談の中でふとこぼれた本音、創業当時の泥臭い思い出、スタッフさんの何気ない一言。その会社「らしさ」は、たいていそういう日常のささやかな記憶の中に、もう隠れています。

この記事では、真っ白がどうやってブランドを見つけ、育てているのか。その流れをお話しします。

真っ白が大切にしている7つのステップ

STEP1 まずは「話すこと」から

最初の入り口は、2時間のオンライン相談です。といっても、かしこまったヒアリングではありません。雑談するくらいの気持ちで来ていただけたらと思っています。

まずはオンラインで。そのあとは、実際に会社へ伺います。働く人の表情や、社内に流れている空気感。その会社らしさは、その場に行ってみないと分からないことが多いからです。

STEP2 対話の中で、ブランドの土台を見つける

真っ白では、分析シートをお渡ししません。皆さんにやっていただきたいのは「考えること」ではなく、「話すこと」だからです。

「なぜ、この仕事を始めたんですか?」 「今までで一番うれしかった仕事は?」 「本当は、どんなお客さんと働きたいですか?」

こういう質問にお答えいただいているうちに、不思議と頭の中が整理されていきます。気づけば、ブランドの強みや立ち位置が、ぼんやりと輪郭を持ちはじめる。会社の理念も、歴史も、スタッフさんの人柄も、ぜんぶその対話の中から出てきます。

STEP3 迷ったときの基準になる「ブランド人格」をつくる

「このブランドなら、どう考えるだろう」——その判断のよりどころになるのが、ブランド人格です。真っ白では、これを「架空の上司」と呼んでいます。

この上司がいると、日々の判断がぐっと楽になります。SNSに何を書くか、誰を採用するか、どんな商品を作るか、どの仕事を断るか。迷ったときに「うちのブランドなら、どうするか」と問えばいい。ブレない軸が、一本通るんです。

STEP4 ブランドコンセプトを言葉にする

次に、ブランドの核となるコンセプトを言葉にしていきます。

ブランドコンセプトが「何を大切にするブランドか」を表すものだとすれば、ブランド人格は「そのブランドなら、どう振る舞うか」を表すもの。この二つは、セットで効いてきます。

ここで真っ白がこだわっているのは、これらの言葉を提案書として一方的にお渡ししない、ということ。その場で一緒に磨きながら、完成させていきます。自分たちで見つけた言葉だからこそ、心から納得できる。そう思うからです。

STEP5 ブランドを社内に浸透させる

コンセプトができあがって、はい終わり、ではありません。むしろ、ここからが本番です。

できあがったブランドを、これからどう運用していくか。スタッフさんに、どう浸透させていくか。そこまで含めて、一緒に考えます。

STEP6 「らしさ」を映し出すデザイン

言葉が固まって、目指す方向が見えてきたら、デザインのフェーズに入ります。

STEP7 ブランドを育てる「伴走」

ブランディングに、終わりはありません。運用がはじまってからのブランド相談、Webサイトの更新や改善。長くおつき合いしながら、ブランドが育っていくのを支えていきます。

よくあるご質問

Q. ブランディングは何ヶ月かかりますか?
じっくり対話を重ねて土台をつくっていくので、たいていは数ヶ月単位のプロジェクトになります。

Q. ロゴ制作だけではブランディングになりませんか?
ロゴ制作は「目に見える形」を作る作業です。ブランディングは、その形にどんな意味や想いを込めるか——目に見えない部分から一緒に見つけていく取り組みです。

Q. 小さな会社でもブランディングは必要ですか?
むしろ、小さな会社や個人事業こそ必要だと思っています。ブレない軸(架空の上司)があることが、お客さんに選ばれ続ける理由になるからです。

Q. 何人くらいで参加するのがいいですか? 決まりはありません。ただ、社長さんだけでなく、現場のスタッフさんにも入っていただくことが多いです。いろんな視点が混ざると、ブランドがぐっと立体的になります。

Q. 社長ひとりの参加でも大丈夫ですか?
大丈夫です。経営者の想いや原体験を、じっくり掘り下げるところから始めます。

Q. コンセプトが何も決まっていなくても相談できますか?
もちろんです。むしろ、言葉にならないモヤモヤした状態でご相談いただくのが、いちばんいい。それを一緒に言葉にしていくのが、私たちの仕事ですから。

おわりに

ブランドは、私たちがつくるものではありません。もともと、その会社の中にあるものです。

私たちにできるのは、それを一緒に見つけて、言葉にして、育てていくこと。そういう伴走者でありたいと思っています。

もし、自分の会社やサービスの「らしさ」を一緒に探してほしいと思ったら。ぜひ一度、気軽にお話ししましょう。

デザインは、奇抜さや目新しさを競うためのものではありません。そのブランド「らしさ」を、まっすぐ映し出すためのもの。見た目の美しさだけでなく、本質がちゃんと伝わるかどうかを大切にしています。

ふわっとしたイメージでも、迷っている気持ちでも、そのままお伝えください。
最初の一歩を、一緒に見つけていけたらうれしいです。

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