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「届けたいのは、想い」をコンセプトに法衣店を営まれている久柳さま。
コンセプトを体現するような数々の法衣のお話を伺いながら「お寺やお寺の檀家さんなど多くの方の想いを紡いだ法衣をつくり届けられている」と感じました。
日々、法衣をつくられる中で想いを大切にされれている久柳さま。
しきたりなど制約も多い中で出来る限りでご要望に答えたいとヒアリング時から丹念にコミュニケーションを取られています。
久柳さまからうかがったエピソードでお酒が好きなお客さまのお話がありました。
法衣にお酒をいれるのは難しいが、ビールの原材料「麦」を入れることは可能なので麦を少しあしらった法衣をご提案しすごく喜んでいただいたそうです。
他にも書ききれないたくさんのエピソードを聞き、ストイックに想いに臨まれていると感じました。
少しですが、久柳さまで制作された袈裟です。
青不動明王さまと見猿、聞猿、言わ猿が特徴的なデザインの法衣
シックで絢爛なイメージの法衣
お寺行事の記念品として、麻製のポシェットを記念品とするのでポシェットにつけるご挨拶カードがほしいと久柳さまからご相談をうけました。
ポシェットの素材にもこだわられていて、麻を使う理由として麻は日本で古来より魔除けとして用いられており、麻の葉はお守りとしても使われていた事から演技が良いものであり、かつ天然繊維にこだわられておりました。
丁寧かつ想いのこもったお品物です。
ポシェットつくりには奈良晒と呼ばれる高級麻織物を150年織り続けていらっしゃる岡井麻布商店さまと久柳さまの共同で制作されたものです。
記念品ご挨拶カードをデザインするに当たって、「お寺さまの想いを大切にしてほしい」旨のことを伺い、久柳さまのお仕事のスタイルのストイックさに感銘を受けました。
久柳さまのロゴも入るがどこかおしとやかに、また色合いなども久柳さまのコーポレートカラーを使いながらもあまり前に出すぎないように気を使いました。
B5用紙両面にご挨拶や麻の魅力を伝えるようなものをご依頼いただいたのですが、久柳さまのお話や想いを伺う中でポシェットの形状とストーリー性を演出するするようなモノが望まれると感じ8枚折りのカードを提案いたしました。
8枚折りにすることでポシェットに自然にいれることができ、折事にメッセージを若干変えてストーリー性を持たせました。